皆さまこんにちは。
突然ですが、新居が完成するまでの過程ってご存知ですか?
家を建てたご経験がない方は特に知らない方が多いのではないか、と思い今回筆を取らせていただきました。
とても初歩的な記事ですが、工務部である私塩谷が、建築工事が始まりお引渡しまでの現場の流れをご紹介させていただきたいと思います。
まず一番はじめに、建築工事を始めるにあたり安全祈願をします。
本ブログで吉野御用達のWikiによると、
地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。これには神式と仏式がある。一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもある。鎮地祭、土祭り、地祭り、地祝いとも言う。費用は施工業者(奉献酒や玉串料は施主を含めた関係者)が負担する。
・・・だそう。
要するに、工事中に事故が起きませんように!と工事に関わる面々とお客様がご一緒にお祈りする儀式をするってことです。
私たちもこれを行うことにより気が引き締まります。
安全祈願が終わると基礎工事から始めます。
基礎工事期間はおおよそ1カ月。
建物を支持し安定させる、土台となる部分の工事です。
大工の仕事初め、土台敷き。
文字通りとなってしまいますが、上棟前に建物の土台を敷き込みます。
写真をご覧になるとお分かりになると思いますが、こちらは土台の木工事。
同じく建物の基礎を安定させる工事です。
上棟に向けて足場の設置をします。
いよいよ上棟です。
大工工事の工期は工事の中で最長の約3カ月間。
藍舎では無事上棟が終わり次第、大工・弊社スタッフでささやかですがお祝いをさせていただいています。
現場にて最終電気配線のご確認・お立会いただきます。
お打合せで決まった図面を基に実際の施工状況をご確認いただき次のステップへ進みます。
配線工事が終わったら、次は断熱工事。
壁の中に断熱材セルロースファイバーを吹き込んでいきます。
※セルロースを詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
内断熱セルロースファイバー施工に伴い、外部の断熱施工の着工。
外壁面に厚み30mmのEPSボードを張っていきます。
藍舎では外壁を塗り壁で施工します。
パターン豊富な塗り壁、塗りのイメージを現場でご確認いただきます。
外壁が仕上がると、雨樋・外部の仕上げを確認し仮設足場の解体を行います。
足場を解体するとそこにはもう立派な建物がお目見え!
外部の工事が終わる頃、並行して進んでいた木工事(大工工事)完了します。
長い期間常駐していた大工が一度離れ、内部の左官工事が始まります。
こちらも藍舎では塗り壁を標準採用。
外部と同じように塗りのパターンを確認していただきます。
内部左官工事が終わり照明器具・設備機器などの取付後はクリーニング作業。
様々な材料カスやほこり、小さな汚れがある場合はここで全て綺麗にします。
建物の内外部工事はここで終了。
内部工事終了後に外構工事が着工致します。
玄関階段やスロープ、写真ではバリアフリー化を行っていますね。
外構工事が終わると、ようやく工事竣工。
余談ですが、竣工とは工事が完了して建物が出来上がることを意味します。(by Wikipedia)
ご契約いただいてから合計で約半年間の工期で、もちろん安全第一で工事を進めさせていただいております。
工事が始まってからも現場にてお打合せさせていただく機会が度々あります。
新居の出来ていく姿を近くで感じていただき、笑顔でお引渡し日を迎えていただけたら私たち工務部としてもこの上ない幸せです。
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