こんにちは。設計の吉野です。
好きなマンガはスラムダンクなのですが、その中で流川楓が「オレは日本一、オレは日本一」とイメージしながら寝ているシーンがあります。
アスリートらしいストイックさを感じるワンシーンですね。
そこで僕は感じました。全てにおいてイメージは大事なのだと。
実は、かくいう私も「オレは日本一の家具職人、オレは日本一の家具職人」とイメージしながら昨晩の床につきました。
とはいえ流川もイメージだけしていたわけではなく、しっかりと日々の練習をした上でのイメージングですので、僕のそれとはまったく異なりますよね。(汗)
ということで、僕も動きますよ!日本一の家具職人への第一歩!
今回はカップボードを造りたいと思います!
「新婚生活はじめました」
「4月になって独り暮らしはじめました」
「お皿がたくさんあるけど収納できない」
という方必見です。
ついでに、「冷やし中華はじめました」って人も見てください!
で、ここでウィキってみました。
食器棚・・・ウィキペディア参照
以上。
気を取り直して真面目にお伝えいたしますと・・・
『カップボード』とは、写真に写るような棚のことを指します。
ちなみにこちらは“手作り品”。
読んで字のごとく、カップを置くボード。
つまり食器を置ける棚全般をカップボードと言うんです。
こちらはメーカー品のカップボードです。
ちょっとアクセントが入っていておしゃれですね。
かりかりかり・・・かりかりかり(図面作成中)
オッホン!え~、今回はですねぇ、日本一の家具職人への第一歩として、カップボードを造るんですけれども!
え~まずですね、『自分で家具を造る』と決めた方、全ての人たちへですね、捧げる4つの注意事項をですね、お話したいと思います。
・設置場所のサイズ
作った家具がそこに入らないなんて悲しい事態は避けましょう。
・邪魔物がいないか確認
作った家具がそこに入らないなんて悲しい事態は避けましょう。
・動線の確保
これは設置場所の近くにある既存の家具もそうですが、コンセントやスイッチもその一つです。窓もそれにあたりますが、カーテンも要注意です。家具に扉を付ける際は開けた時も気にしなければなりません。「そんなの当たり前じゃないか!」と言われそうですが、けっこう見落としがちです。
・イメージ
何事もイメージが大事です。「これがここにあったら、こんなことやあんなことができる!」逆に「これがここにあったら、何か邪魔かも・・・」とかね。冒頭でもありましたが、イメージは大切に!
以上のですね、4つの注意事項を踏まえて、ぜひですね、チャレンジして下さい。
棚板はホームセンターで切ってもらいました。
『TIME IS MONEY!』
時間短縮です。
私よりも正確に切ってくれるので、お願いしちゃいました。
組み立てと見せかけて、ビスを留める前にまずビスが通るくらいの小さな穴を開けます。
ビスを留めた際に斜めにビスが留ってしまうのを防ぐためです。
斜めにビスが入ると棚板から飛び出たりしてしまうので、初心者の方には特にオススメです。
穴を開けながら、ガンガン留めていきます。
エイ
ヤー
10(トー)
ゴシゴシ
木くずは目に入ったら、絶対擦ってはいけません。
速やかに水で流しましょう。
とんとんとん
ギュインギュイン
今回のテーマはアンティーク調。
そのため、新品の棚板をあえて叩いたり削ったりしました。
きれいなものを造ると粗が目立ったりしますが、アンティーク風だと粗が目立ちません。
全てが『良い風合い』になりますので、初心者にはおすすめだったりします。
金槌で叩いたり、サンダー掛けしたりしました。(これが後から効いてきます)
木の風合いを残す為にブライワックスで仕上げます。
手造り感満載です。
ドヤ顔
<角部分>
角はとがってなく、老若男女全てに優しい角になっております。
角が取れてもはや丸ですね。業界用語では丸面と言います。
<棚板の木口>
角同様に丸みを帯びています。
人の角もギュインギュインって簡単にとれると世界も平和になりますね。
<天板の上面部分>
ギュインギュインの傷後が濃くなって深みが出てます。
凹凸があることでワックスの濃淡が出ているんですね。
良い感じでアンティーク感が出せました。
あともう少し!完成一歩手前です。
取っ手や小物は塗装後に付けた方が、きれいに仕上がります。
先に付けてしまうと塗装も大変なので。
使わなくなった室内建具を真っ二つに切り、カップボードの扉にしました。
我ながら素晴らしい発想です。
しかし、切るのはまだ慣れてません・・・。
日本一の家具職人の道は険しい。
完成です!
パシャ!
夕暮れになってしまいました・・・。
お婆ちゃんちから持ってきたような存在感!
横顔
笑顔
真顔
照明と私♪
記事用に作成したため残念ながらキッチンには置けませんでしたが、
青いポッドや観葉植物の変わりにトースターや鍋が置いてあっても違和感なさそうね。
制作は大成功です!
カップボードを造ってみてわかったことは
しっかり予定を立てて、作業を進めないといかんということ。
今回は塗装の色を決めず、『TIME IS MONEY!』
という勢いでスタートした結果、色を一度落とす事態も発生してしまいました。
(その部分は、割愛させていただきましたが。)
ホームセンターでカットしてもらう棚板のサイズもそうです。
その場で指示してカットしてもらうのではなく、カットしてもらうサイズをきちんと紙に書く。
買い物リストも書く。全て準備をしないと確実に「あ、あれ買い忘れた!」があります。
スラムダンクでいえば、
スラムダンクを決める前にまずはルールを覚えようね桜木、というコトですね(笑)。
つまり、”基本が大事”というわけです。
ぜひぜひ皆様も試してみてください。最後に吉野家に置いた写真です。
こちらはキッチンに置くことができましたー。
施工ギャラリー