佐倉市の街並み探訪

2018.06.14

こんにちは、工務部の村上です。

今回は、某テレビ局の真似をして…

「佐倉の街並み探訪」です。

 

「いいですね~ん~。」

「ここが素晴らしい」

「何が???」

と、高田純次さん流おふざけは、ここまでにして(笑)。

 

京成佐倉駅から徒歩15分くらいの所にあります成田街道を歩いてみました。

まずは、入館料無料の佐倉市美術館に行きました。

 

 

佐倉市立美術館に到着。

 

佐倉市立美術館は、大正時代に建てられた旧川崎銀行佐倉支店の保存及び活用の為に建設されました。

芸術文化に対する理解と親しみを持って貰えるよう市民に身近な施設づくりを目指し、平成6年(1994年)11月に開館されたそうです。

こちらでは、佐倉・房総ゆかりの作家作品を収集して展示されていました。

※展示物は、著作権等もあるかと思い記載は控えさせて頂きました。

 

 

 

佐倉市美術館 / 住 所:千葉県佐倉市新町210 TEL:043-485-7851 ※美術館向かいに専用駐車場有

 

普段なかなか絵をじっくり鑑賞することも出来なかったので、良い時間を過ごさせて頂きました。

 

 

美術館をあとにして・・・

散策を再開すると、蔵造りの呉服屋さんがありました。

 

 

店先より覗かせて頂くと、昔の造りのままの立派な「梁」が、呉服を魅せるように店内にありました。

とても風情があり雰囲気をまとめていました。

 

ちょうどそのころ時間も午後2時を過ぎ、小腹が空いてきました。

とその先に、私の好きな和菓子屋さんがありました。

 

 

蔵六餅本舗 木村屋さん。

 

立派な銅板葺き(どうばんぶき)の看板ですね。

銅板葺きは神社や窓、看板などの装飾行う手法で、代表的な造りだと名古屋城の屋根(瓦ではないんですよ!)等があります。

時間の経過とともに味わいがでてくる銅板葺き。

本当に大好きでこの装飾している所をみるとぐっ!ときます。

 

木村屋さん店頭、右側の白い看板目をやると・・・ 

なになに?

 

「 内部参観できます。-当家伝承の古美術展示- 茶付き 500圓 」

 

覗いてみましょう!(お茶も付くし丁度いい♪)

 

入店後最初に料金をお支払いして、お店のお姉さまに奥まで案内して頂きました。

 

 

廊下を抜けたその先に・・・

 

 

 

立派な土蔵造りの蔵がありました。

この蔵は、江戸時代(1800年頃(218年前))に、初代木村屋の当主が前の持ち主(油屋)から買い取ったそうです。

以来、日清・日露・太平洋戦争と厳しい時代を経ていましたが、厚い土壁により大火にもあわず、長年の間物置として使用されて来たそうです。

ところが中の保存物は状態が悪く、多くの品は処分されたそうです。

しかし安政五年の箱書きがある杯や皿、古九谷の盃等は、先人の生活を垣間見えるのではないかとしてこちらに保管。

皆様に見て頂く為に閲覧開放しているそうです。

 

偶然ですがこの日も、朝日新聞の記者の方が取材にいらしておりました。

 

 

 

 

 

一階は写真のような雰囲気で、美術館の様に数々の品が展示されていました。

 

 

天井を這っているこの白い物は、当時電気の配線として使用されていた陶器製の「碍子(がいし)」というものです。

最近でもあえて露出配線にして、この碍子(がいし)を希望されるお客様もいらっしゃいます。

 

建物の中より左側を見ると二階へ続く階段がありました。

 

 

 

しかしその先は、二階を隠すために隠し扉のスライド式になっていました。

 

 

建築当時からのからくりです。

面白いですね。

二階の散策は後ほどに、入口を室内側から見ると…?

 

 

坪庭がありました。

 

 

なんとも言えない、額に入れたかのような陰影のすばらしさ。

 

 

入口は立派な蔵戸。

その脇には、旧型のNational製エアコン。

時代を感じさせますね。

 

 

さて、二階へ行きましょう。

 

 

 

天井を見上げると軒下を支える立派な「牛梁」(直径360mm程度)。

凄いですね~。

当時の大工さんはどうやってここまで上げたんでしょうか?

考えると楽しくなります。

 

 

二階にも歴史を謳う数々の展示品がありました。

 

 

 

↑ 明治天皇のお写真がありました。

 

 

 

 

 

なかなか見られない歴史を伝えてくれる品々。

ここでまた良い時間を過ごさせて頂きました。

 

佐倉の街を散策した後に「ホッ」と一息。

木村屋さんの『お城の最中』を頂きました。

 

 

 

こちらの木村屋さん。

佐倉市を通る成田街道沿いに明治15年頃、銀座木村屋の第二号店として佐倉歩兵第五十七連隊に非常食やパンを納入する御用商人とし創業されました。

先祖は鎌倉時代より和田義盛の系統を引く和田八右衛門と称し、印旛沼の近くの本杢村角田で庄屋をしていたそうです。

しかし何代目かが商いに失敗し、縁あって鵜澤家の養子となりました。

その後佐倉に来て、当時では新しい製パン業を営むに至ったそうです。

 

佐倉市は『城下町400年記念を迎えた歴史ある町』で、日本100名城に選ばれた佐倉城や武家屋敷、他にも見どころが沢山あります。

北総の小江戸とも呼ばれる佐原市も好きですが、佐倉市も見どころが沢山ある事を知りました。

次は佐倉市武家屋敷塚本美術館(刀剣だけを展示している一風変わった館)なども行ってみたいと思います。

是非、皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

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本 店 ※今回ご紹介した場所

    住所:〒285-0023 千葉県佐倉市新町222-1

    TEL:043-484-0021

鏑木店 住所:〒285-0025 千葉県佐倉市鏑木町491-4

    TEL:043-486-7700

最寄り駅:京成佐倉駅より 徒歩約15分 

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この記事を書いた人

村上 尚

村上 尚

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