千葉県立 房総のむらを訪れて

2018.06.28

房総のむらってどこにあるの?

 

こんにちは、コーディネーター 影山 と工務部 喜屋武(きやたけ)です。

今回は二人で千葉県印旛郡栄町にある体験博物館「房総のむら」に行ってきました。

電車だとJR安食駅からバスで10分、車だと成田ICから約20分で到着します。

 

 

到着しました。

良いお天気です。

 

 

歴史と自然を学ぶ風土記の丘エリアと、ふるさとの技の体験エリアに分かれます。

風土記の丘エリアには、龍角寺古墳群や国重要文化財の旧御子神家住宅、旧学習院初等科正堂が所在しています。

体験エリアでは、商家・武家屋敷・農家の町並みが再現されていて伝統的な生活様式を体験することで楽しく歴史を学ぶことができます。 

 

 

お決まりの顔出しパネルがあり、喜屋武さんで記念撮影です。

 

 

それでは、いざ出発!

 

 

江戸時代の商家の町並み

 

 

火災の多かった江戸時代。

大火による消失から被害を守るために、土蔵造りの商家が立ち並びました。

 

 

 

土蔵造りは木部の外側を土壁で覆い、漆喰を塗って仕上げたもの。

土壁による調湿性と漆喰による耐水性・耐火性が優れていますが、建てるのにお金も時間もかかります。

 

 

酒・燃料の店で千代紙ロウソク作り体験

 

 

こちらは酒・燃料の店(下総屋)です。

店先には酒屋の看板代わりとして杉玉がぶら下がっています。

これは新酒が出来たことを知らせる役割を果たしてるそうです。

杉玉は杉の葉を使ってボール状にしたもので、作ったばかりの杉玉は青々としています。

やがて時間が経つと枯れて茶色へと変化していき、この色の変化で新酒の熟成具合を知らせます。

 

 

外壁の白と黒の格子模様はなまこ壁といい、目地の白い漆喰部分の盛り上がりが海にいるなまこを連想させることからその名前がついたそうです。

機能的には瓦と漆喰による防水と防火、そして美観が生まれますね。

そして、こちらのお店ではオリジナルのロウソク作りを体験できます。

 

 

ハサミを使って千代紙を自分の好きな形に切り、ボンドで貼り付けていきます。

工作のような作業なので、小さなお子様にも楽しんでいただけます。

 

 

完成したものがこちら。

二人共満足の仕上がりです。

 

【  酒・燃料の店  下総屋  

・受付時間/9:30~16:00

・事前予約/不要

・体験費用/350円

・対  象/ 5歳以上(小学2年生以下は引率者が必要)

 

 

そば屋「いんば」でお昼ごはん

 

お腹が空いてきたところで、商家の並びにあるそば屋「いんば」に行ってきました。

 

 

注文したのは、とろろそばアサリご飯

細めんでつるつるとしてのど越しがよく、あっという間に間食してしまいました。

こちらのお店は良さは料理の美味しさだけでなく、眺めもいい所です。

美味しいお蕎麦屋さんは世の中に沢山ありますが、江戸の町並みを見下ろしながら蕎麦を食べる経験はなかなか出来ないですよね。

 

 

 

【  そば屋  いんば  】

営業時間/11:30~13:45(※売り切れ次第終了)

定  休  日/休館日とその翌日(※原則、月・火曜日)

 

 

武家屋敷にてお点前(おてまえ)体験

 

江戸時代後期に建てられた佐倉藩の中級武士の家を再現した武家屋敷です。

質素で無駄のない佇まいです。

 

 

 

離れにて茶の湯体験をしました。

お茶の点て方、茶室での礼儀作法を学びます。

 

 

 

 

お茶碗はふるまわれる側から見て一番良い見え方で置かれます。

正面に口をつけないよう時計回りに二度ほどまわし、いただいた後は逆に二度ほど戻し、器を置きます。

お茶をいただく側の配慮です。

 

 

 

 

体験の終わりに房総のむらの館長さんと茶道の先生と一緒に記念撮影です。

貴重な時間をありがとうございました。

 

【  武家屋敷 茶屋  】

・予  約/必要

・各  回/40分 初回 9:30~ , 最終15:00~ (計6回)

・体験費用 /500円

・対  象/ 小学年以上

 

 

上総の農家

 

廃藩置県前の千葉県は安房国(あわのくに)、上総国(かずさのくに)、下総国(しもうさのくに)の三国に分かれていました。

房総のむらには、房総・上総・下総それぞれの地域の特徴的な農家が再現されていて、今回は上総の農家に行ってきました。

 

 

 

屋敷の前には畑が広がっていて、収穫体験もできます。

長屋門という扉口の両側に部屋が連なる門を抜けると正面には大きな主屋が建っています。

この中では、色々な生活用具を見ることができした。

 

 

 

ここは勝手(かって)という主に食事をとる部屋。

調理、暖房、照明の役割がある囲炉裏(いろり)が置かれています。

家の造りの変化や暖房器具の発達によって姿を消していった囲炉裏ですが、冬に皆で鍋を囲んだり魚を串にさして焼いてみたいですよね。

 

 

こちらの土間(どま)はご飯を炊いたり、醤油と味噌の豆を煮るためにかまどが置かれています。

また米の収納、農作業やわら製品の作業場として使われてもいたので、床がなく地面の土が見えた状態で広い空間が取られています。

 

 

囲炉裏が置いてある勝手の床は板張りですが、来客の接待に使われる客間は畳が敷かれています。

奥の床の間が設けられた部屋。

そちらが家の中で一番格の高い部屋になります。

ここは名主クラスの農家が再現されていて、武士の家に負けないくらい立派な家でした。

 

昔の生活は本やインターネットでも知ることができます。

ですが、江戸の町並みや農村がリアルに再現された「房総のむら」で、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感を使い、房総地方に古くから伝わる文化を学んでみてはいかがでしょうか?

きっと、今までにない楽しい体験が待っていますよ!

 

 

【房総のむら】

・所  在  地/ 〒270-1506 千葉県印旛郡栄町龍角寺1028

・T  E  L    / 0476-95-3333

・開館時間/ 午前9時~午後4時30分

・休  館  日/月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)

・入  館  料/ 一般:300円   高・大学生150円   中学生以下 及び 65歳以上の方:無料

 

この記事を書いた人

喜屋武ゆかり

喜屋武 ゆかり

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