「断熱材『セルロースファイバー』は燃えにくい」は本当か。

2016.03.01

前回、社長の家の壁を壊し、断熱材セルロースファイバーは10年経っても、沈降しない事は立証出来ました。

※前回の記事『断熱材「セルロ-スファイバーは沈下しない」は本当か』

お客様からご質問が多かった経年で沈んでしまうのが心配・・・といった不安に対し、
「大丈夫です!!」
と自信を持って答えられるようになった営業部の千葉です。

となると、そもそもセルロースファイバーという断熱材の性能から立証したくなる私。
入社する前は、セルロースファイバーなんていう名称すら聞いたこともありませんでした。

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セルロースファイバーには、大きく分けると5つの特徴があります。

  1. 経年による断熱性能の劣化がない
  2. 調湿性能がある
  3. 防火性能がある
  4. 防虫効果がある
  5. 防音効果が高い

モデルハウスご案内の際に当然のように説明しておりましたが、やっぱり私たちは現場主義。
全て自分たちでやってみて、初めて胸を張って説明ができるのではないか!

ということで、これからセルロースファイバーの特徴を3ヶ月にわたってお伝えして行きます。

前回に引き続き、今回選んだ実験は『防火性能』について。
モデルハウスでも防火の実験は行っているので、この機会にどこまで燃えないのかを徹底的に実験することにしました。

チャッカマンで着火してみた

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モデルハウスでもよく行っている実験です。こちらは実証済みですが、やはり安心。火はつきません。

では次。バーナーなどの強い火だとどうなるでしょうか?

バーナーであぶってみた

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火の勢いがものすごく強い!!

3分後にバーナーを止め、炭化した部分をほじくってみると・・・。

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こんなに強い火でも全くもって大丈夫!バーナーで炙った部分のみ黒く焦げているのみです。全く燃え広がっていません!

ではでは次の実験に移りましょう。でもバーナーより火力の強いものってなんだ・・・。

そうだ!

薪ストーブに突っ込んでみよう

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パラパラしているセルロースファイバーなので、直接入れても効果がわかりづらいため、封筒にセルロースファイバー詰め込みました。

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炎をあげて薪が燃えたぎっている薪ストーブの中に投入。

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 あっという間に封筒が燃えちゃった!
中のセルロースファイバーがみるみるあらわになっていきます・・・。

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結果、まっ黒焦げに。でも、セルロースファイバーから炎はでていませんよ。
取り出して再度確認をしてみます。

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中をほじくって見てみると、まだ赤いです。
持っているアルミのボウルが熱い!熱い!

しかし!何度も言う様ですが炎は出ていません。
やはり燃え広がらないというのは確かなようです。

かなりの熱を持っていますが、嫌な臭いも一切発生していませんでした。

まとめ

どうですか?すごいですよね!!
燃え広がらない理由は、難燃剤である『ホウ酸』系の薬剤を、製造工程の中で混ぜているからなんです。

『ホウ酸』と聞くと体に害がありそうな響きですが、
調べたみたところ、人はホウ酸を植物や飲み物から1日約25mg摂取しているそう。
眼科さんでは目の洗浄などにも使われているみたいですよ。

一安心。食塩と同じようなものなんだそうです。

燃え広がらない理由は、表面が炭化してしまうので中の方まで酸素がいかないからなんだそうです!
さすがですね、セルロースファイバー!!

これで私のお客様へのご説明の説得力も、またひとつ広がりました。

次回は防音実験を行いますので、乞うご期待!!

 

【セルロースファイバーの特徴は本当か】

  1. 経年による断熱性能の劣化がない 実証済み
  2. 防火性能がある 実証済み←New
  3. 防音効果が高い ←次回お楽しみに!
  4. 調湿性能がある
  5. 防虫効果がある

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