家造りに欠かせない物の1つ。それが床の仕上げ材です。
一口に床材とは言っても、合板フローリングから無垢の床材まで様々な種類があります。今回は床材の表面温度と表面強度を比較するために実験を行いました。
それでは始めます。
表面温度を測る目的は、実際に床を歩いた時に足で感じる『体感温度』を比較したいと思ったからです。モデルハウスの同じ気温の場所に置いてある各床材に、直接温度測定器をあてて調べました。
表面温度:13.9度
表面温度:15.0度
表面温度:16.2度
表面温度:15.2度
1.合板フローリング 13.9度
2.パイン無垢材 15.0度
3.杉無垢材 16.2度
4.オーク無垢材 15.2度
合板フローリングに比べ無垢床材のほうが温かく床材の厚みによっても多少の温度変化が見られました。
これは実験前に想定していた結果と変わらず、でした。
こちらの実験では、各床材に重さ5kgのダンベルを1mの高さから落としてみました!今回は、極端な状況を想定して実験してみます。それでは実験開始。
分かりにくいですが、若干凹んでいます。
合板フローリングに比べるとやはり無垢の針葉樹であるパインは少々キズがつきやすいです。
こちらが一番キズがつきやすいかな~、と思ってはいました。
やはり杉材はダンベルの跡くっきりついてしまいました。
さすが広葉樹(硬い木)ですね。その他の床材と比べキズが目立ちません。
やはり新建材強し!合板フローリングは見た目もほぼ傷が目立たなく傷に強いですね。それに比べ無垢床材たちパイン・杉は針葉樹の為柔らかく傷つきやすい傾向。しかし何と言っても一番の強度を見せたのはオーク材!傷が全然目立ちませんでした!
遊び盛りの子供がいるので家はオークにしよう!
裸足で歩いた時の木のぬくもり・感触がいいからパイン!杉!
などなど、ご参考にして頂ければ幸いです。
余談ですが、無垢材は水を付けると表面が膨らむので、何か物を落として床が凹んでしまった際は水をかけてください。これで多少の傷ができても心配いりません。
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