2018.08.16
こんにちは、住宅アドバイザーの板谷です。
2018年の夏。
外気温が40度を超えるなど今までに例を見ないほどの酷暑となっていますが、皆さま元気にお過ごしでしょうか?
こんな暑さに人間はダウン気味ですが、ふと事務所内から外を見てみると・・・
「これなんの草だったっけ?」
この夏の暑さも愉しむかのように芝と芝の間から芽吹いた雑草がボウボウ伸びていました。
またよく見ると、所どころ芝枯れ等で痛んでいる場所も。
「このままにしてはおけない!なんとかせねばッ!」
「でも芝生って、どうやったらキレイになるの?」
芝生と一緒に生活する皆さま必見!
芝生管理初心者の私も写真のように草刈り機を扱いながら管理できるように。
今回は工務部アフターメンテナンス担当の村上さんと共に『お家の芝生をしっかりメンテナンスする方法』を調べてまとめました。
まずは芝生のメンテナンス用品を揃えます。
【芝生メンテナンス用品】
・電動芝刈り機
・ホースの先に取り付ける水まき用スプリンクラー
・芝生に使える除草剤
・芝用肥料
おススメ用品は上記の4つです。
そこでなぜこのアイテムが必要か?
芝生を管理する上での簡単な4つのポイントをご紹介します。
まず 『芝刈りって何?どうやって行うの?芝刈り機は必要なの?』 と疑問に持たれる方が多いと思います。
私もはじめは思いました。
答えからお伝えするとその通りです。
芝は根の強い植物なので刈らずにいると10cm位、環境が良いと30cm以上の高さまであっという間に伸びます。
その為芝刈りという作業が必要となります。
芝生や庭の草花をお手入れをするのにハサミタイプのものありますが、広いお庭を草が元気よく伸びる暑い夏場にカットしていくのは大変です。
その為、まずは芝刈り機を買いましょう。
芝刈り機は、手動式のものと自動式のものがあります。
写真はホームセンターで見つけた (左)自動式、(右)手動式の芝刈り機です。
電気を使用する自動式は、手動式に比べるとお値段が倍以上となります。
どちらの芝刈り機も手押し車の様なデザインです。
お値段の安い手動式は本体を押し進めるとタイヤが廻り、その回転を利用し本体に内蔵された芝刈りの刃を回します。
手動式の対応面積は5畳~6畳程度。
芝生のお庭として5畳~6畳と聞くと広く感じますが、意外とコンパクトなサイズとなります。
今回作業をする本社の芝生は、合計16畳~20畳程度。
その為もとより自動式の芝刈り機が適用となる広さになります。
しかし一般のご家庭でも日常の使い勝手を考慮すると10畳で15分ほどの作業時間で綺麗に刈り揃う自動式がやはりお勧めとなります。
続いて『芝刈りの頻度』について。
暑さが厳しく、作業を進める村上さんもこの表情ですが・・・。
芝が良く伸びる時期は、芝生の種類によって違います。
芝は主に日本芝と西洋芝の2種類があります。
全体的に葉が太くちくちくし、冬に枯れ、ホームセンターなどで購入しやすい高麗芝(コウレイシバ)という品種の日本芝で伸びやすい生育期は4月~9月。
緑が濃くて葉が柔らかく冬場でも常緑なら寒冷地型の西洋芝は、春が2週間に1回、秋は月3回くらい。
4月から9月はどちらの芝も成長も早くなるので、2週間に1回は刈り揃えましょう。
芝生の管理にあたって最も大事なのが『水やり』です。
『え?うち芝生に水なんてあげてないよ?』
と思う方も、実は沢山いらっしゃいます。
芝生は乾燥に強い植物でもありますが、きちんと生育するには最も水を上げないといけない植物のうちの一つです。
頻繁に水を撒く時期は芝刈りの時期同様、芝の生育期に与えるのが良いでしょう。
生育期は毎日、朝晩2回ずつ、日が昇る前と日が落ちた後にビチャビチャになるほど水を与えるのがベストです。
朝起きるのが難しいような出来るだけ早い時間に与えましょう。
暑い季節に日が昇ってから水を撒こうと思うと、撒いた後の地中にとりこまれた水温が上がるのが早いため、根腐りを起こしやすくなります。
芝生は水を撒く面積も水量も多いので、ホースの先に取り付けができるスプリンクラーの使用をお勧めします。
スプリンクラーはホームセンターなどで600円程で購入ができ、水流の力を使用して本体をクルクル回し、一定量の水を遠くまで飛ばします。
設置すると水やりの間に他の作業ができるので効率良く家事が捗ります。
※注/ スプリンクラーは蛇口を空けていると散水を続けてしまうので、時間を決めて稼働することをお勧めします。
板 谷 『スプリンクラー、楽ち~ん!』
村 上 『でも芝生が元気になれよって願いを込めて水を撒くのも大事ですよ(笑)』
板 谷 『元気になれよ~♪』(家から)
芝生の手入れにおいて、草刈や水やりに並ぶほど重要な作業は『除草剤を撒くこと』です。
雑草は植物にとって大敵です。
除草をきちんとしないと芝生の間から雑草がにょきにょき出てきて見栄えが半減していまいます。
さらに草むしりをするにしても、芝生を根っこから引きちぎって駄目にしてしまう可能性があります。
その為除草剤を撒くという作業が必要なのですが、いくつか注意が必要です。
まず一つ目は、芝生専用の除草剤を使用すること。
何でも枯らしてしまう除草剤を使用すると、芝生も枯らしてしまいます。
その為必ず『芝生専用』を使用ください。
また除草剤は液体タイプと砂タイプがあり、一般的に砂タイプのほうが効果が長持ちするのでお勧めです。
芝の密が濃く、青々と元気な芝生を育てるためは『肥料が必要』です。
芝に肥料をあげるポイントは?
・芝生の発芽が始まる3月~11月頃にかけてパラパラと軽く撒く。(一般的に1㎡当たり30gくらいがベストです。)
・肥料の散布量は適量を守る。※肥料を多く撒き過ぎると肥料やけを起こし、部分的に芝が枯れること事があります。
・ 芝にとって栄養バランスがとれた芝専用肥料の使用をおすすめします。
上記3つのポイントを守って上手に育てましょう。
いかがでしたか?
芝生は根が細かく環境変化に強い植物なので、肥料や水をしっかり与え上手に育てると、お庭の雑草を抑制することができます。
芝生を張ってみたけど育成状況がまばら。
まだ芝を張っていないが、これから張ることを考えていらっしゃる方々。
今回の記事で少しでも芝について興味を持っていただけましたら幸いです。
以上、お家の芝生をしっかりメンテナンスする方法でした。
板谷 和幸
施工ギャラリー