こんにちは。設計の吉野です。
好きなマンガはスラムダンク。
安西先生はルカワに言いました。
「とりあえず・・・君は日本一の高校生になりなさい。」
伝説のシーンですね!
当時の少年たちは、なぜこの言葉に魅了されたのでしょうか?
私が思うに、日本一という努力しても届かない目標に対し
「とりあえず」って言葉をつけることによって、
日本一を『目標』ではなく、ただの『通過点』にした。
(え?ルカワさんにしたら、日本一って通過点なんすか。さすがっす!)
と、当時の少年たちは鳥肌たったわけです。
ってことで、今回は日本一の家具職人シリーズ第2弾!
ダイニングテーブルを作りたいと思います。
家具を作るに当たっての注意事項は前回の第1弾で説明していますので、
今回は割愛させて頂きます。
とりあえずウィキってみました。
食事用のテーブル・・・ウィキペディア参照
以上。
また新たなトリビアが生まれました。
ついでにトリビアもウィキってみました。
つまらないこと・・・ウィキペディア参照
以上。
まずはホームセンターへ。
こちらの写真はホームセンターで買い物をしているところを激写されたところです。
私の目線の先には日本一の家具職人を見据えています。
と思いきや、私が購入した板をカットしてもらっている人を見据えていました。
(でもあの人がもし、日本一の家具職人だったとしたら・・・?)
日影から日向に移る瞬間の吉野です。
家具職人として日の目を見るのはいつになるのでしょうか?
カットしてもらったのはこちらの材料です。
『OSB合板』といいます。
OSB合板とは木を細かく切ったものを接着剤でくっつけて、ギュッとプレスしてできた合板です。
男の隠れ家
ガレージハウスの壁によく使用されています。
今回はこのベニヤの中のベニヤを使用します。
よいしょよいしょ♪
無心で切り続けます。
ランダムに気が向くままに切り続けました。
Let it be♪
切った木に塗装していきます。
(って、私が写ってないです。邪魔しないで下さい。誰ですか?)
切っていないOSB合板にも塗装していきます。
(そうそう、こっちから撮ってください。)
上下黒の心優しい方に手伝ってもらいました。
(二人とも集中しています)
『TIME IS MONEY』
早くしないと日が暮れちゃう・・・。
で、こんな感じになりました。
ランダムに置いた木を木工用ボンドで貼っていきます。
木工用ボンドはみんなが小さな頃使っていたあの木工用ボンドです。
実は建築のプロである大工さん達も同じものを使っています。
驚きですね!
切った足を
留めます。
XJAPANの大ファンです。
留めます。
出来上がった足の上に机を置きます。
(急に暗くなりましたね。ギリギリセーフって感じです。)
仕上げに塩ビ板(エンビバン)という透明な板を留めていきます。
ドリルで穴をあけ、ビスの道を開けます。
メジャーで測りながら、等間隔にビスを留めるときれいに仕上がります。
ビスの道穴をあけると木くずがでるので、一回外し、塩ビ版を拭いて置きなおしました。
(こうなることは予想外でしたね。現場にはトラブルが付き物です。)
購入した頭の黒いビスを留めていきます。
(ここまでくると上下黒の心優しい男とも打ち解けました。)
手伝ってくれて、ありがとう。あなたこそ、男の中の男です。
感謝!
撮影会やっちゃいましょうか?
うん!かっこいい!
椅子を変えてみました。
こっちの方があってるかな・・・。
照明の反射もいいですね。
ドヤッ
上手くできました。
イメージ通りです。
そして、今回はなんと図面初公開!
このランダムな木を貼るというデザインは実はタイルの発想です。
ダイニングテーブルを作ると決めた時に
先日お引渡ししたS様が「自分で洗面所のタイルを貼る!」という事で、
覗かして頂いたことを思い出したのです。
S様がタイルを切って貼ってます。
で、この仕上がり!
このタイルをランダムに切って、貼ってという作業を思い出して、
ダイニングテーブル造りに応用してみました。
S様ありがとうございます。
ただ、少し心残りがあります。
図面上の木はもうちょっと細かく切った木をたくさん貼ってあるのですが、
実際は少なめになってしまいました。反省。
あとワンポイントアドバイスとしては、脚とテーブルを分けると良いでしょう。
固定してしまうと持ち運びが不便です。
設置してからの固定をお勧めします。
また、テーブルが重いので固定せずとも良いかもしれません。
以上です。
ふ~。
日本一の家具職人への道は険しい・・・。
施工ギャラリー