“夫婦で揉めるポイント”というタイトルでびっくりさせてしまいスミマセン。
これから楽しくマイホームを計画しようと思っているのに、穏やかではないですよね。
でも、でもですよ。大なり小なり夫婦や家族間で揉めちゃうもんなんです・・・。
そこで今回は実際にマイホームを新築された方に、その“揉め体験”をお聞きしてみました。
どんなことで揉めるのか?どうして揉めるのか?
題して“夫婦で揉めるポイントTOP5”。
どうぞこれからのマイホーム計画にお役立てできたら幸いです。
まず計画の初っ端から“揉めごと”がやってきます。
それは、土地探しでどこに住むのか?という議題。
普通に考えれば当たり前なのですが・・・。
夫婦間で住みたいエリアが全く違うケースが多々あります。
営業:ご主人様のご希望はどうでしょうか?
ご主人:親の面倒見ることを考えると実家の近くがいいかなと。
奥様:いやいや今の場所からは動きたくないな。子供の環境を変えたくないし、駅も近いし。
営業:・・・
これは営業スタッフが仲裁に入ってもどうにもならない問題。
ご夫婦で話し合って頂くしかない部分なので、心苦しい限りです。
上記のような揉めごとは両家交えての問題にも発展しがち。
ようやく夫婦間で意見がまとまったのに、
突然、親からの反対が入るケースがあります。
と、こんな感じで実は土地にまつわる“揉めごと”は結構多いんですね。
役割分担。もうこの時点で“揉めごと”の臭いがプンプンしますよね。
たとえば「俺は金を出すが、口は出さないから」というフレーズを聞いたことありませんか?
資金についてはご主人が担当。
色や仕様に関しては奥様が担当。
でもそうやって役割分担したことが、かえって“揉めごと”の引き金を引いてしまうこともあるんです。
奥様:ねぇ、キッチンのこの部分どっちがいいかな?
ご主人:お前の好きなように決めていいよ~
奥様:ちょっとくらい参加してくれてもいいじゃない!!
と、こんな感じです。
“奥様を尊重しよう”と思っているご主人。
“全部私ばかりに押し付けて”と思っている奥様。
日常の生活でもこのようなシーンは度々起こりますよね。
これは男性と女性がいる限り、永遠に続くのだと思われます・・・(汗)
これも日常によくある“揉めごと”です。
奥様:ねぇ、このソファどっちの色がいいかな?
ご主人:そうだな・・・グリーンがいいと思うよ!
奥様:ふ~ん、そうなんだ・・・
・・・後日
奥様:この前のソファの色だけど、
実家に行った時に母が『グリーンがイイ』って言ってたから、グリーンにするわ!
ご主人:だから俺もそう言ったじゃん!決まってお母さんや友達の意見を優先して決めるんだよな!
という言う具合です。いたたまれませんね・・・。
次は、8割方のご主人が憧れる『書斎』にまつわる“揉めごと”。
世のご主人方は、どんなに狭くても自分だけの空間が欲しいものです。
ですが、女性にはその憧れが理解できないことも・・・いや、多々ですね。
「何で籠って作業する必要あるの?寝室にカウンターを作ればいいんじゃない?それが嫌なら私の部屋も作ってよ~」という具合です。
それでも、妥協を重ねてようやく奥様のお許しを得て
“小さな書斎”が描かれた図面を嬉しそうにご主人方は眺めるワケです。
男性は可愛い生き物だと思える瞬間ですね(笑)。
上記の書斎を『ガレージ』に置き換えても、同様の“揉めごと”が行われます(汗)
最後は“女性の分析能力や直感について”の揉めごとです。
多くの奥様方は収納面や使い勝手を考え、後悔しないように一生懸命にメジャーを持ち
色んなところを測り、手持ちの家具がピッタリ収まるか分析します。
そんな一生懸命な妻を横目に、ご主人がこんな一言放ちます。
ご主人:まだそれ使うの?断捨離しようよ断捨離!
奥様:いいじゃない!まだ使えるんだから!
ご主人:物が多すぎるんだよ~
奥様:・・・えーと、ここに棚を作れますか?(ご主人を無視し、打ち合わせを続ける奥様)
結果、奥様の意見が通るパターンが世の常です。
しかしこれは単なるわがままではなく、奥様が一生懸命考えているからなんだですね。
長く住まう家に妥協をしたくない奥様のお気持ちは理解できます。
関心や興味が無ければ干渉すらしないもの。
できれば揉めごとは避けたいものですが、
より良い生活がしたいと望むのであれば“揉める”のは良いことなのかもしれません。
だからこの際、目いっぱい揉めてください!
そして妥協なきマイホームを目指しましょう。
余談かもしれませんが、“揉めごと”は“思い出”にもなりますよ。
この棚の位置を決めるのに、あーでもないこーでもないって言い合いしたとか、
「書斎なんて何でいるの?」って奥さんに一撃されてムカついたこともあとになれば笑い話。
でも結果的に許してもらい、狭いけれど心地よく籠れる俺スペース・・・最高!
と言う感じで思い出に浸れるところが、家の味になるのかもしれませんね。
私はこの結末を、どの家庭でもどのご夫婦でも後に必ず楽しんでもらえると知っているので、
“揉めごと”は決して悪いことではなく、絆を深めるものだと勝手に思っています。
“揉めごと”が笑い話になる日が必ずきっと来ると信じています。
施工ギャラリー