「薪ストーブはオシャレなだけで実際は暖かくないんじゃないの?」という疑問ありませんか?
実は、最新の薪ストーブはすごい暖かいんです。でも、どのくらい暖かいのでしょうか。実際に当社のモデルハウスを使用して実験してみました。
午後3時から午後6時まで薪ストーブを焚き、翌朝午前9時に温度を計測してどのぐらい温かさが残っているかを検証します。実験の概要は以下のとおり。
※二次燃焼‥火を着けて燃焼しきれなかったガスを再度燃やすこと。
実験を始める前に外、モデルハウス1階、2階それぞれの温度と湿度を計測します。
外:温度21.3℃、湿度22%
1階:温度22.4℃、湿度30%
2階:温度:21.2℃、湿度41%
温度を計測後、薪ストーブに薪を入れていきます。
せっかくなので薪を入れている様子から。焚付け用のパイン床材5、6本、薪1本、着火剤を入れます。
このように組んでから着火すると風が通りやすく燃えやすい。
着火剤を下に位置させ着火。良く乾いた薪と床材なのであっという間に燃えます。
ある程度燃えてきたら、30分に2~3本薪を追加して燃やしていきます。
外:部温度13.8℃、湿度31%
なんと一時間で7.4℃も気温が落ち、肌寒くなってきました。
1階:温度25.2℃、湿度31%
2階ホール:温度22.6℃、湿度39%
この時点で外と室内の温度差は11度。かなり暖かくなっていることがわかります。
実験開始から2時間経過。
外:温度8.5℃、湿度46%
1階:温度24.9℃、湿度35%
2階:ホール温度24.0℃、湿度37%
5時になったら陽も完全に落ち、外気温も8.5℃まで落ち込みましたが、室内は薪ストーブのおかげで暖かさを保っています。
実験開始から3時間経過。
外:温度6.4℃、湿度62%
1階:温度25.6℃、湿度35%
2階ホール:温度24.6℃、湿度37%
外気温6℃まで落込みましたが、室内は1・2階共に右肩上がりの温度上昇!
午後6時になったので、この時点で空気をしぼって二次燃焼にしました。
そして気になる翌朝。
外:温度11.2℃、湿度82%
1階:温度16.1℃、湿度49%
2階ホール:温度15.3℃、湿度55%
薪は完全に燃え尽き灰になっています。この日も晴れていたのでそんなに温度差は無いのかなと思ってみたら、なんとビックリ約5℃も温度差がありました!
▲温度変化のグラフ
▲湿度変化のグラフ
外気温は時間と共に気温は下がっていったが、室内温度は1・2階共に上昇していた。室内の温度は午後6時から午前9時までに約6℃下がったが、午前9時の外気温と比べると1階の温度差は4.9℃、2階は4.1℃温かかった。
朝リビングに入ったらほんのり暖かく感じられ、薪ストーブのすごさが実証されました。薪ストーブ一台でここまで暖かさを保つことができるんですね。さすが薪ストーブ。他には薪ストーブを焚くと室内の湿気が無くなっていくことが分かりました。なので今度は夏に少し薪ストーブを焚くと室内がカラッと涼しくなるかも調べたいと思います。
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