大多喜駅周辺から大多喜城へ (2018年秋 大多喜町散策②)

2018.11.02

こんにちは、住宅アドバイザーの河野と板谷です。

今回も「いざ出陣!「大多喜お城まつり」~名物 4×4=16丼? (大多喜町 2018年秋 散策① )」に引き続き、千葉県南部にある大多喜町をご紹介いたします。

 

 

前回勇ましい大多喜お城祭りの行列を見学し、駅前にある お食事処 番所 さんで美味しい猪丼をいただきました。

お腹がいっぱいになったので、もう一度駅に戻り近隣にあるお土産やさんへ足を運んでみました。

 

大多喜町のお土産

 

ん?

ちょっとその前に?

 

 

ご愛敬(笑)。

地元大多喜高校 美術部の学生さん制作「顔出し看板」!

旅の思い出に1枚。

楽しいショットが撮れました。

 

 

さて本題のお土産屋さんですが、中に入ると食べ物だけでなく様々な工芸品のコーナーもありました。

その中でも一番目を引いたのが・・・?

 

『大多喜楊枝』

 

 

沢山の細工と美しい木目が目に嬉しい「大多喜楊枝」

同じように見える楊枝も、用途によって全体の大きさや先っぽに鋭利差があるようで、右上にあるパネルに用途と説明がありました。

でもこんな素敵な楊枝をみていると、わらび餅が食べたくなりますね。

 

 

千葉県のゆるキャラ「チーバくん」と大多喜町にちなんだお菓子

 

 

楽しくお土産を選び終えたところで、チーバ君のうちわを発見。

そして店員さんとパチリ。

どの店員さんも優しく対応してください、本当に親切でした。

 

 

おおたき れんげの里アイスクリーム

 

 

搾りたての牛乳だけで水を一切使わず作る砂糖控えめの本格派アイスクリーム「おおたき れんげの里 アイスクリーム」

大多喜町はお城祭りのほか、春先に開催される「大多喜レンゲまつり」も有名なのだそうで、このアイスの名前からも大多喜町は「沢山のレンゲが咲き誇るのかな?」とほっこりしました。

 

ということでちょこっと寄り道!

食後のデザートに大多喜レンゲの里アイスクリームをいただきます。

 

 

うしろに見えるは?

 

 

折角なので線路を背中に屋外でいただました。

ひんやり甘く、しっかりとした味わいのアイスクリームを楽しんでいると?

 

黄色い電車にキャラクターが描かれたムーミン列車を発見

やっぱり寄り道は大事ですね。

 

実はこのムーミン列車。

大多喜町が『ムーミンの町に似ている』という事で登場した町おこし列車なのです。

 

今回乗車はできず拝見のみでしたが、車両によってどのキャラクターに出会えるかはお楽しみ。

鉄道マニアだけでなくファミリーにも大人気の、地元で愛されている列車です。

 

皆さんものんびり乗車旅。

是非いすみ鉄道を楽しまれてはいかがでしょうか?

 

さて、美味しいアイスでパワーチャージをし、向き合う正面にあった大きな門。

 

 

 

この門は、建築当時は吊り橋がかかっており、人工的に持ち上げるようになっていたそうです。

趣を感じますね。

駅周辺の街並みも景観を合わせ、城下町を思わせる建物のが多く風情がありました。

 

そして、いよいよ、

待ちに待った本丸、大多喜城へ!

今回は駅から徒歩で約20分。

しっかり歩いて伺いました。

 

お城に着く直前、大多喜小学校の中でまたまた雰囲気のある門を見つけました。

 

 

なんとこの門は、大多喜城内建造物唯一の遺構だそう

天保十三年の火災後に建築された二の丸御殿の門。

本柱が中心より前方にあるのが特徴でそれがこの重たい屋根を支えているという、とても立派な門でした。

大多喜小学校の守り神の出入り口といっても過言ではないでしょうか?

 

そして更に門の向こうに足を進めると、お城に続く山道の手前に大きな井戸を発見!

 

 

『本丸跡附大井戸』

 

 

天正十八年(一五九〇年)、本多忠勝築城の際つくられたもので『底知らずの井戸』と言われているそうです。

底知らずの井戸とはある意味恐ろしい名前ですが、直径が約5.4mもあるこの大井戸はとても立派なもので『日本一の大井戸』ともいわれています。

 

 

 

そしてそこから山を登ること5分。

ついに大多喜城へ到着しました。

 

 

大多喜城に到着

 

白い壁に大きな瓦がずっしりと。

板谷の地元に近い、姫路城(兵庫県)を思い出しました。

 

と、ここで板谷クイズ!

 

Q. お城に行くとよくある△と〇の穴。これはどんな意味が込められているでしょうか?

 

ヒントはこの写真 ↓ です。

 

お分かり頂けましたでしょうか?

 

答えは、□が弓で、△が鉄砲の射撃窓。 

※写真の板谷は逆ですね(汗)

 

敵陣に責められているとき弓は□の穴から、鉄砲は△の穴から発砲するための「射撃窓」です。

この小さな穴から狙うことで敵からの鉄砲玉や矢は白い壁で守られ、城内からは一方的に狙い撃ちが可能といった仕組みになっているのです。

 

 

さて足を進め次は、石垣のお話。

 

 

 

お城といえば高い基礎。

石垣が大きな特徴のひとつですよね。

種類は大きく分けて3つあります。

 

 

 

野面積(のずらずみ)

加工していない石をそのまま積んだもので荒っぽく見えます。

頑丈で排水性にも優れているのが特徴的で、代表的なお城は松坂城などがあげられます。

 

打込接(うちこみはぎ)

表面を平らにして石材を打ち砕いて積み上げ、隙間に小石を詰めているものです。

代表的なお城は和歌山城など。

 

切込接(きりこみはぎ)

打込接(うちこみはぎ)よりもさらに加工されていて、サイズや形の違う石をパズルのように組み合わせて積んでいきます。

松山城(愛媛県)などがその代表です。

 

ここで2つ目の板谷クイズです!

 

Q. 今回のこの大多喜城の石垣は、何積になるでしょうか?

 

よ~く写真を見て考えてみてくださいね。

 

正解は・・・?

 

 

『切込接と打ち込み接が混ざったもの』です。

ベースを切込接とし、対応できない部分を打込接としているそうです。

 

 

本多忠勝と大多喜城

 

最後に本多忠勝大多喜城について、少しだけお話を。

 

本多忠勝は戦国時代から江戸時代前期にかけての武将です。

徳川氏の家臣で、『ただ勝つのみ』という願いを込めてつけられた『忠勝(ただかつ)』という名は三河武士のシンボルでもあり、徳川家康の天下平定には欠かすことの出来ない忠義の武将でもありました。

大多喜城には天正18年(1590年)、里見氏が豊臣秀吉の定めた大名間の私闘を禁じた惣無事令に違反したことで上総国を没収され、徳川家の家臣である忠勝が入城。

本多忠勝は現在でも戦国ファンの中では 最強武将 と謳われ、大多喜城のある大多喜町では大河ドラマの主役に選ばれることを目標しているそうです。

そこで今回の大多喜お城まつりでも、地元出身の渡辺正行が先陣をきり武者行列を盛り上げてくださいました。

 

 

あとがき

今回のブログでは千葉県のいいところを『巡る楽しさ・食す楽しさ・学ぶ楽しさを伝える』をコンセプトに紹介させて頂きました。

歴史を学ぶ面白さ、常に何かに興味を持ちながら歩く楽しさ、食しそれを誰かと共有する嬉しさ。

今回、私たちは皆様に『千葉県のいいところを紹介したい。』という気持ちの一方で、楽しくプチ旅行気分で大多喜町を巡ることが出来ました。

こういった場所が千葉には沢山あります。

これからも千葉のいい所を発見し、この記事を見て少しでも千葉県の良さが皆様に届けられることが出来たなら私たちも大変嬉しく思っています。

 

この記事を書いた人

板谷 和幸

板谷 和幸

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