こんにちは。
今年4月に入社した永井英子(はなこ)です。
学生の頃からデザイナー(設計士)になるのが夢で、
「一流のデザイナーに私はなる!」そう決意して入社したにもかかわらず・・・
私が今までやったことと言えば藍舎の社員紹介と床の黒ずみの落とし方の実験・・・。
本当にこのままで良いのだろうか、
・・・そもそもデザイナーを名乗っていいのだろうか・・・。
そんなとき、この言葉に出会いました。
『一流の漫画家になりたかったら、
一流の漫画を見て、一流の音楽を聴いて、一流の漫画を読め /手塚治虫』
なるほど。さすが治虫先生。
私もこんなことが言える一流の人間になりたい!
ということで。
那須は塩原!一流の観光地!
空気が素晴らしく美味しい、まさに一流の木材に囲まれている訳です。
なぜ私が那須に来ているかと言いますと、
〜回想〜
加藤:英子はこの会社に入って目標とかはないのか?
私:面接の時から変わっていません。一流のデザイナーになりたいです。
加藤:一流のデザイナーになるためには、クリエイティビティを刺激しなければならない。
そしてさらに必要なのは切磋琢磨する仲間だ。
私:???
加藤:そうか。英子はまだ未経験だったな。ついてこい。
〜回想終了〜
という訳なのです。
ちゃんとした目的を持ってやってきました。
4社合同の設計合宿。参加者は15人ほどだそう。
合宿会場はこちら『光雲荘』さん。ちょっと緊張してきました。
加藤オーナーいわく、
『一流のデザイナー=クリエイティビティ+切磋琢磨する仲間』
この2日間で一流のデザイナーに一歩でも近づけるよう全力で臨みます。
サンプルお題として施主の要望・敷地・希望坪数が出されます。
例えば、
土地は北道路で三角地にある55坪
予算は2500万円で、建物の大きさは33坪程度
小学生2名の子を持つ4人家族の和風モダン邸宅をデザインせよ
※条件:中庭付きでアイランドキッチン採用、回遊動線のある4LDK
こんな感じの課題を何度も出題され、30分以内に完成しなければならないのです。
何枚も、何枚もプランを描きます・・・
初めはひとつひとつ丁寧に、と思っていたのですがそれだと間に合いません。
そんな私の心とは裏腹に周りの方々はあっという間に書き上げていくのです。
教官の言葉が頭中をこだまします。
「とにかくひたすら描くことが大事。自分の根底にあるクリエイティブを感じなさい。」
数をこなしていくうちに描くことが身についてきて、プランが頭から湧き出てくるような感覚を覚えました。
4班に分かれてのグループワーク。私は大先輩2人と同じ班です。
前日にひたすら描いたプランをお見せすると、貴重なアドバイスをいただきました。
「要望は、4LDKで中庭付きだから、一番日の当たるホットスポットをリビングとダイニングで囲うように配置を使用。間口が尺モジュールで10スパン糸れるから、4−3−3の割合でブロックを作ると家のフォルムが綺麗になるよね。」
なるほど。
さすがに目の付け所が違います。
このお2人みたいにすらすらと完璧に描けるようになりたいなあ。
“一流”とはほど遠いことを実感したと共に、さらに精進しようという気持ちにもなりました。
皆様の前でプレゼンもしましたよ。
やはり他の人と比べると提案力もまだまだですが、来る前とは大きく違います。
それほどこの合宿は私に『自信』と『経験』を与えてくれました。
自分のプランを同業の方に見ていただける機会なんてなかったので、大変参考になり、また一皮むけた気がします。
1泊2日、プランのことしか考える暇がありませんでした。
正直“げっそり”です。
でも、合宿前より1日目、1日目より2日目と日々成長できている実感が持てる貴重な機会でした。
加藤オーナーが仰りたかったことが今ならわかる気がします。
切磋琢磨する仲間と那須というクリエイティブを刺激する空間で缶詰合宿。
これを機にもっともっとお客様に感動していただけるようなプランを作成してまいります!
最後に一言失礼します。
『一流のデザイナーになりたかったら、
一流の刺激を受け、一流のプランを見て学び、そしてとにかくひたすら描け /永井英子』
永井 英子
施工ギャラリー