こんにちは、設計の倉富です。
この頃千葉スタジオでは『A3ファイルが収納できない!』と問題になっていました。
そこで『A3ファイル収納棚』を造ってみたいと思います。
前回(オープンクローズ看板)・前々回(造作プランター)ではオーク材・レッドシダー材を中心に造ってきました。
なので今回はパイン材を使ってみようと思います。
パイン材 は床材や壁材など内装材で人気が高い建材です。
弊社では床材はもちろん家具材としても使っています。
SCL(シューズクローゼット)やパントリーなどの収納スペースなどでも多く使用しているパイン材。
年月が経つと白っぽい明るめの色から艶やかな飴色に変化する特徴がある無垢材です。
そんなパイン材をメインの材料に、次はデザインを考えます。
パイン材は明るめな印象のある木材になります。
この素材と組み合わせようと思ったのは、ボルトとナット。
千葉スタジオの落ち着いたカフェのような雰囲気に、少しだけゴツさを出していきたいと思いました。
ボルトとナットは、その雰囲気を演出するのに…いかがでしょうか?
〈用意するもの〉
・パイン材 今回は約35㎝×30㎝ 計3枚 (A3ファイルを2段で入れる予定です)
・ボルト 口径16mm 長さ1m 計4本
・ナット 24個
・座 金 24個
・その他 筆記用具・メジャー・インパクト(穴あけドリル)
まずは、イメージの大きさにあらかじめカットして用意したパイン材に、支柱を通すべく穴を開けていきます。
3枚同時に穴をあけた為、ズレないようにしかり押さえつけながら慎重に加工します。
開け終わったのがこちら ↑↑↑
綺麗に開けることができました!
本来はここで塗装などしていくのですが、今回はパイン材の良さを引き出すべく、このまま組み立てていきたいと思います。
先ほど開けたパイン材の穴に、ボルトを通します。
そしてパイン材を挟むサンドイッチのように、ナット・座金・ナットと固定していきます。
とてもスムーズに進行していますが、穴を開ける前に各所にマークした固定先の決め印がしっかりできた証拠です。
(自分で言っちゃいます(笑))
そして最後にナットなどでロックができたら、ファイル棚の完成です!
植栽と無垢材を置いて良し!
もう1回確認して良し!
シンプルデザインなので何をおいても素敵になじみます。
設置場所に移動して下段にA3ファイルを収納し、千葉スタジオ内インテリアの一部になりました!
少しゴツさのある収納棚が完成。
最後に、全体確認して良しッ!
お子様のお部屋の棚や洗面所の棚など。
アレンジ次第で多様可能な使い勝手のいい便利な棚が出来上がりました。
皆様もぜひ体験・体感含め、自宅収納棚の手作り作成はいかがでしょうか?
倉富 光貴
施工ギャラリー