2018.02.24
こんにちは。設計の倉富です。
私が藍舎で働き始めてから今まで沢山のお客様とお会いしてきました。
皆様、ご家族それぞれの理想を形にする為、色々な楽しみを抱えてご相談や見学にいらっしゃいます。
そこでお客様より「自然素材について」や「家づくりの進め方」などを聞かれることもあります。
そんないくつかの相談の中で「デッキってどうなんですか?」という質問がよくあります。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、お家のデッキは中庭、バーベキュースペース、庭での寛ぎ空間によく使われます。
そこで今回はいつも藍舎でお世話になっている外構屋さんへ、皆様の疑問・質問を聞いてきました!
題して『デッキってどうなの?』。
そのままですね(笑)。
今回は、長年弊社で外構イメージや施工をご協力頂いています、フライズガーデンの林さんへお話を聞いてきました。
林さんといえば?
エーセンス加藤社長と仲が良くお食事に行かれるなど、プライベートでも交流があるんです。
そんなご関係もあり、私達スタッフと一緒に住宅づくりをお手伝いさせて頂いたお客様とBBQで楽しんだり・・・
企業合同運動会では、同じ黄色組で一緒に優勝を目指したり(笑)。
お仕事のみならず、イベント等々。
沢山のサポートをいただいています。
色々な思い出写真があるのですが、今回は次に進めていきます。
さっそくですが、本題のデッキ材について聞いていきましょう!
インタビュースタート!
今回は林さんより教えて頂いたことをまとめていきたいと思います。
デッキ材には大きく2種類、天然木材と人工木材があります。
その天然木材からはさらにソフトウッドとハードウッドへと種別され木の原材料ごとに特徴が分かれます。
まずはソフトウッド材。
ハードウッドに比べてやわらかい木材になります。
・レッドシダー・・・藍舎住宅で室内外で多く使用しています。(※主に海外輸入品)ソフトウッドの中でも腐りにくいのが大きな特徴で、匂いが強く、高価な木材。
・ツガ・杉・・・国産で一般的にも使用されることが多い。ソフトの中でも肌触りが良い。
・その他・・・パイン・桜など。
続いてはハードウッド材。
ソフトウッド材に比べて硬い木材になります。
・ウリン・・・ハードウッドの中でも耐久性のある木材。肌触りが良い。
・イタウバ・セランガンパツ・・・弾力性がある木材。白アリなどの害虫への抵抗性が良い。
・イペ・・・ハードウッド材の中で希少価値が高い。肌触りが良い。性能と実績などを含めウッドデッキの王様と呼ばれている。
ここで天然木材を長持ちさせるポイントをおおまかに3つご紹介します。
・表面の保護を兼ね、デッキ材に塗装する
・風通しの良い場所につくる
・デッキ下からの水分を無くす為、デッキ下面をコンクリートで施工
また腐敗についてはソフトウッド材もハードウッド材も変わらないようです。
最後に人工木材。
天然木材に比べて腐りにくく造られている。
木と接着剤(木質チップ)で造られており、パーツで組み立てしやすく加工されている。
そのため施工スピードが速い。
・道具でデッキの表面の汚れを削る
・天然木同様、風通しの良い場所につくる
・天然木同様、デッキ下からの水分を無くす為、デッキの下をコンクリートで施工
漆喰や無垢材などの自然素材をふんだんに使用している藍舎の家のデッキ材、その施工方法について、大きなポイントを3つご紹介します。
①室内外が一体と化すように、中にも外にもレッドシダー(ソフトウッド)を多く使っています。使用してるレッドシダーは防腐性質にも優れ、木独特のぬくもり、風合いとも非常に良く感じられます。
②「木独特のぬくもりが好きだけど、メンテナンスが心配」。その不安を解決する為、構造材となる柱に関しては人工木材を使用し、しっかりと長持ちするように施工しています。
③デッキ下は必ずコンクリートで施工。先ほども記載しましたが、水分を断ち切る為です。
上記3点に重きを置いていただくと、より木のぬくもりを体感でき、しかもメンテナンスも可能な限り少なくなるように効率的に耐久性を保っていただけます。
最後に補足となりますが、時間が経つにつれ、天然木でも人工木でも劣化します。
一生劣化しないものはありません。
しかしウッドデッキでより自然素材を肌で感じて、ぜひご家族とバーベキュー、お子様とお昼寝など。
様々なデッキ空間を体感して下さい!
藍舎仕様のデッキコンセプトをお伝えし、デッキ材についても少しお話させて頂きました。
デッキ材にはそれぞれ良さ、悪さがあります。
その為デッキについての悩みが出ましたら、まずご家族がどの様な暮らしをしたいか考えてみて下さい。
そこからどんなデッキがベストなのか、デッキはいらない等も含め検討いだければ幸いです。
最後にフライズガーデン林さんが藍舎の良さを教えてくれました。
とある建築屋さんのお客様のマイホーム計画が進んでプランも決まり、外構のお打合せをしたそうです。
そこで外構の話を進めていくと、『もう少し建物が小さかったら』『もう少し横のスペースがあれば』などなど・・・。
外構の理想があったものの実際に実現が難しくなってしまったことがあったそうです。
でもその点で藍舎の打合せスタイルは違う!
プランと同時に外構イメージを進めながら協力し、外構屋さんと事前チェックを重ねながら進めていける。
その為『もっとこうしたかった』という理想のイメージをより現実的にしやすくなっている・・・と。
私たち藍舎は、デッキや外構含め、皆様の理想をぜひ叶えて頂ければと思っています。
長くなりましたが参考にして頂ければ幸いです。
以上、倉富の『デッキってどうなの?』でした。
倉富 光貴
施工ギャラリー