2018.01.07
あけましておめでとうございます。
2018年一回目の千葉のいい時間をお送りするのは設計の吉野です。
好きなマンガはスラムダンク。
神奈川の決勝大会が終了したある日、牧と清田はパチンコ屋の前でたむろしている桜木達に出会った。
「どこ行くんだ、じい?」
「・・・お前も見とくか?全国ってやつを。」
趣味は家具づくり。
数年前に弊社で建築して頂いたOBのK様に言われました。
「今、どこで働いているんですか?」
「・・・お前も見とくか?本物の家具ってやつを。」
ってことで、こんな言い方はされてないですが。
現在船橋の家具屋で働いていらっしゃるK様のご厚意で、家具を作っている現場を見させて頂くことになりました。
とても楽しみです。
それでは行ってみましょう。
ちょっとちょっと!
吉野写ってないじゃない?
だめだめ、こんなの使えないよー。
吉野入りまーす!
ゲッツ!
吉野のゲッツがサクレツした。
しかし、何も起こらなかった。
家具のプロ集団「株式会社ホリイ」
にやってまいりました。
映画のワンシーンのような、描写です。(押谷部長ナイスショットです。)
右に見えている方がOBのK様です。(感謝です。)
木は真直ぐに見えても水分を吸ったり吐いたりするので、伸び縮みや反りが生じ、本当に真直ぐな木はありません。
その出っ張りをこの機械を使って真直ぐにするそうです。
角度もしっかり90度になります。
この機械はホームセンターにある真直ぐに木を切る機械と同じです。
この機会はプレスと呼ばれている、木をくっつけるものです。
よく見ると下に木が挟まれています。
プレスすると圧がかかり、木がはがれなくなります。
ブルーが鮮やか~。
これは塗装中です。塗装も自分たちでやっちゃう家具屋はあまりないそうです。
これでコストも抑えられるとか。。ふむふむなるほど。
一見暗いですが、塗装部分にはしっかり光が当たっています。
かっこよくて、しばらく見とれてしまいました。
こちらは、K様が作ったサイドテーブルです。
新しい塗料の試し塗りをするそうです。
試し塗りなら、木の切れ端で良いじゃないかと私は思いますが、
そこがK様や会社の姿勢、こだわりなのかもしれません。
職人でないK様でこのクオリティ!
これが全国ってやつですか!
材料置き場も見せてもらいました。
ただの木ですが、職人から見れば、宝の山。
やっぱり、一本一本反ってますね。
この木を使用しておしゃれな家具にしちゃうんだもん。
「新しい命を吹き込んで作る」とよく言いますが、過大広告でも何でもない。
「正に」です!
大変楽しく、とても勉強になりました。
ブログを書いている内にどんどん質問が出てきて「あれはどうなってんだろう?あれを聞けばよかった」と、もっと沢山のことを知りたいと思いました。
しかし、全部教えて頂いても吉野も覚えられないので、ちょうど良いかなと自分で納得。
でもやっぱり、もっと知りたい!
っていうか、この機械達を使って家具を作りたい!
じゃないと覚えないと思います。
K様良いですか?
家づくりもそうですが、家具づくりの最終仕上げは手作業だそうです。
機械化、人口知能(AI)が今後の世の中の主流になることは間違いないのですが、家具づくりの最終仕上げは手作業。
まだまだ、先人たちが培ってきた英知と技術はAIに負けてないようです。
肌触りなど、格段に人間のほうが優れている感性があるように思いました。
なので、機械は購入できないので、カンナを購入しようと思いました。
以上です。
K様そして株式会社ホリイの皆様、本当にありがとうございました。
大変お勉強になりました。
施工ギャラリー