こんにちは、設計部の永井です。
今回は少し前から気になっていた千葉スタジオの『外壁板張り塗装』に挑戦したいと思います!
写真のように一部雨だれの跡がついてしまっていたり、地面と近い部分では汚れが目につきます。
こんな時『どうすればキレイにすることができるのか?』をご紹介します。
・やすり
・ハ ケ (塗料を塗り広げるのに使用)
・塗 料 (塗布剤は『ノンロット』。当社の外壁板張り塗料と同じものです)
・脚 立 (高い場所を塗装したり、汚れを落とす時にあると便利)
・養生テープ (塗装しない部分に塗料がつかないように保護するためのテープ)
・保護手袋 (染み込みを防ぐために、ゴムやビニール製のものを選びます)
・中性洗剤 (水で7倍ほどに薄めて使用。今回は身近にあった『トイレマジックリン』)
気になる汚れがある場合は、お掃除用の中性洗剤を水で薄めて布巾に染み込ませ、軽くなでる様にこすっていきます。
ちょっとした汚れはこの方法できれいにすることができます。
少し拭き取っただけで、こんなに汚れが取れました!
頑固な汚れがある場合は、やすりを使って木の表面を削っていきます。
布巾できれいに拭いた箇所が乾くのを待って、やすり掛けしていきます。
汚れが広範囲な場合は、全体的にやすりを掛けた方が塗装したときにムラが出にくく、きれいに仕上がります。
やすり前に比べ、雨だれなどの跡が薄れ、表面がきれいに整いました。
やすり掛けが終わったら、塗装範囲に養生テープを施します。
塗装をしたくない部分や、はみ出しなどで誤って塗布してしまわないように、必要な箇所へ養生します。
養生は仕上がりに影響しますのでとても重要なポイントです!
角に合わせてきっちり養生テープを貼ります。
軒下などの高いところもしっかり養生します。
なかなか届きにくかったのですが、背伸びでなんとか・・・(汗)
私の身長では軒下の養生はやっぱり難しかったので、背の高い頼れる吉野さんに助けて頂きました(笑)。
養生テープで保護したら、ノンロットの塗料をハケで塗っていきます。
今回は、『ノンロット/ZS-CⅡ(クリアーⅡ)』を使用します。
レッドシダーの板張りに塗装していくので、木肌を生かすためクリア塗装を選びました。
この塗料は、木材がもつ通気性を生かす塗布剤になっています。
日本のような高温多湿の気候では、木材の通気性を生かすことがとても重要になるそうです。
塗装が終わったら乾燥させます。
※この際、乾燥途中で誤って触ってしまわないように注意が必要です!
使用したノンロットは、比較的乾燥が早く、乾燥が進むにしたがって匂いが抜け、ベースとなる木材の香りが戻ってくるそうです。
乾燥が終わったら完成です!
塗装前と比べると汚れも目立たなくなり、とてもキレイになりました。
もし外壁板張りで気になる汚れがある場合、ぜひ試してみてください!
永井 英子
施工ギャラリー