外壁には低温乾燥を施したシダー板の張りと、遮熱構造になっているアースカラーの塗壁の2つの素材の組み合わせで造られています。無垢の木の外観は年月と共に退色をし「シルバーグレー」草木の幹の色に近くなり、廻りの自然、景観に徐々に同化し馴染んで行きます。 「無垢の木」と「年月」が、作り出す美しさというものがあります。これを私達は経年美と呼んでいます。新築の時が一番美しいのではなく、年月をを楽しみ、変化を愉しむ。そして最大の利点は自らの手で簡単に手を入れられるという事です。そして、無垢の木は要所要所で手をいれさえすれば、とても長い寿命を実現してくれるということは、日本の名建築が証明してくれています。 無垢の木とアースカラーのコントラストは流行り廃りとは縁遠く、かつ、周りの景色、雑木や植栽に驚く程馴染みます。決して目立つ、派手な家ではないが、何故か佇まいが美しい。そんなデザインを表現してい ます。
千葉県産の杉板の赤身などを使います。適切なメンテナンスをする事により、60年~90年の耐久性があります。
左官材には耐候性、耐久性、防水性、伸縮追従性、防カビ、防藻性、耐汚耐褪色性、良メンテナンス性共に、全て高水準の素材を選択しています。耐候性能の高さでは世界的に定評のあるドイツ製のシリコーンレジン エマルジョンペイントの 考えを取り入れて開発された左官仕上材です。 日本で一般的なアクリル-シリコーン樹脂ではなく、無機質の骨格に近いシリコーンの シロキサン結合(Si-O-Si)と有機質のアクリル樹脂結合(C-C)のハイブリッド型となります。無機質型の固く、高い結合力が長所短所の特性を有機質の弾力性で補完させた世界最高水準のハイブリッド型の左官仕上材です。汚れにくく、割れにくい素材になっています。