家を建てる上でも各方面のスペシャリストがたくさんいらっしゃいます。
皆様ご存知の大工さん、足場をたてるとび職人さん、防水工事を行う防水屋さん、窓ガラスを設置するサッシ屋さんなどなど・・・。
彼らが一人でもかけてしまうと、お家は建ちません。
そんな方々にインタビューを行う企画、第3弾!
前回の『道具は宝物。その道46年の左官屋さんにインタビュー!』に引き続き今回お話を伺ったのは・・・。
花電機の花ヶ崎さん!
お家には欠かせない電気。照明がないと暮らせませんね。
今回は照明・電気などの配線工事をしている花電機の花ヶ崎さんにインタビューしてきました。
1975年10月29日生れのAB型の40歳の花ケ崎さん。
今回のインタビューは花ケ崎さんの意外な過去が・・・・驚き続きのインタビューでしたよ。
ご期待ください(笑)
(インタビュアー:中野)
中野:電機職人なったきっかけを教えてください。
花ケ崎さん:もともとサラリーマンだったんですよ。技術系のエンジニアです。
がん治療機械の運転と維持管理で、100mと40mぐらいの機械の操作でね、
放射線治療を被ばく手当をもらってました。稲毛にある研究所で働いていました。
中野:えっ?!すごいですね!!
花ケ崎さん:在職中、放射線ビーム機械を先生と一緒に開発して物理学会で発表したこともあるんですよ。
中野:え~っ!本当ですかっ?!
花ケ崎さん:今でもインターネットで名前を検索すると物理学会の発表内容が出てきますよ(笑)
父の会社で退職者が出てしまって、父の会社を手伝う形で転職しました。
円満退社だったので、今でも前の会社からお仕事をもらっています。
中野:職人としてのこだわり、技術向上の為にしている事を教えてください。
花ケ崎さん:いかに効率よく無駄なく配線をするか。
なるべくケーブルを短くして最短ルートにするかなど。
きれいに配線するときもちいいですね。
あと勉強の為に自分がやっていない現場を見たいし、他人の仕事も見てみたいですね。
中野:現場に入る前に必ずすることを教えてください。
花ケ崎さん:前日の夜に図面を一通り見るようにしています。
イメージすることで、スムーズに作業ができるように。
中野:職人の仕事を続けられている秘訣を教えてください。
花ケ崎さん:なるべく素直に謙虚にを心がけています。
仕事を上手く、素直に、嘘をつかずに。最後は人柄ですね。
あと、同じ職人さんに「ミスしてもその対処の仕方で逆に信用を得る」と
言われたことで気が楽になりましたよ。
中野:仕事が終わった後の楽しみは?
花ケ崎さん:最後の仕事が終わった後は『スーパードライ』を買う!ご褒美です(笑)
まだ終わっていない途中の現場は発泡酒を飲んでます。
この間、ご褒美でコンビニで見てずっと気になっていた500円の『トマトゼリー』を買いました(笑)
中野:なんか、かわいいですね~♪
中野:お休みは何をしてらっしゃいますか?
花ケ崎さん:中学2年の娘のバレーボールを見に行くことですね。
先生が千葉県選抜のコーチをやるほどの先生で、教え方が上手くて面白い!
それを見に行くのが楽しみですね。
大会で優勝もして、試合を見に行くのも楽しくてしょうがない。
家では「お父さんうるさいな~」といっている娘が
先生にしごかれているのを見るのが面白くてね(笑)
普段自分には見せてくれない、成長がみえるのは楽しいですよ。
中野:娘さんもうれしいはずですよ。優しいパパさんですね(笑)
中野:尊敬する職人さんは?
花ケ崎さん:やはり父ですかね。
中野:職人なってよかったことは?
花ケ崎さん:自由なところですかね。でもそれだけ責任もあります。
中野:楽しい現場とは?
花ケ崎さん:現場ではいろんな職人さんと一緒になることが多いので
職人さんがいい人だと楽しいね。
中野:こんなお客様だとモチベーションが上がる!というお客様は?
花ケ崎さん:長年の経験でお客様に提案したことが素直に受け入れられると本当嬉しいですね。
使いやすさなどを提案してお客様が「いいですね!お願いします。」といわれると本当に嬉しいですよ。やりがいも出ちゃう。
中野:それは私達もそうです!本当、嬉しいですよね!
花ケ崎さん:家へのこだわりがありますね。あとは年齢が若い。
良いものを取り入れようとする姿勢がいいですね。とにかくアグレッシブ。
モデルハウスに自分が考えた『換気システム』を取り入れてくれたりして。
中野:そうですよね!『花換気システム』はモデルハウスでも取り入れられてますよね!
暖かいですよ~。
花ケ崎さん:いろいろ勉強すると藍舎の良さがわかります。値段だけで判断するのではなくてね。
当社のモデルハウスの換気システムを作った方です。
日々勉強されていて、とても気さくで、インタビュー中も本当に気を遣われる優しい方でした。
自分へのご褒美は『スーパードライ』と『トマトゼリー』というかわいい一面も。
お子さんの成長が楽しみな家族思いの良いパパさんです!
これまで職人さん3人にインタビューしてきましたが、みなさん同じく、周りの人とのコミュニケーションを大切にする。仕事には妥協はしない。今の自分に満足しないで日々勉強している。
いろんな現場を見て経験されたプロの方の意見が一番なんだなと思いました。
家づくりでも、職人さんに相談すれば良いアドバイスを頂けると思います。
これまでインタビューしてきた私も大変勉強になりました。
こんな職人さん達に家づくりをお願いできたら、安心ですね。
中野 真澄
コーディネート / Coordinate 昭和44年 AB型
施工ギャラリー