ある日、女子社員同士で雑談していた時に総務の真美ちゃんからこんな言葉がありました。
「家を建てようとしたとき、実家で取っている新聞の折り込みチラシの不動産情報をみたり、ネット検索したんですけど、実際どのように動き始めたらいいかがわからなくて。だからといって直接、不動産屋さんへ行くのも緊張してしまうし。うちのお客様は最初どうやって計画を進めているんですかね?」
確かにマイホームが欲しいと思ったとき、チラシを見たりネットを駆使して調べますよね。
ですが、情報が多い今だからこそ、調べれば調べるほど余計不安になるし、
「大きな買い物だからこそ失敗したくない!!」という気持ちが大きいと、
逆に一歩踏み出せなかったりしますよね。
マイホームを建てたいけど、どうしていいかわからない。
そんなあなたに、住宅営業歴20年の経験をフルに活用して、
土地探しにおいて大切なことを教えちゃいます!
土地探しを始める方の多くは、まず不動産屋さんに向かいます。
ですが、実際のところ土地の相場や何坪あればいいのかもチンプンカンプン。
そこで、住宅営業の私がおススメする1番始めにやるべきこと、
それは“貴方がどんな家に住みたいかを決めること”です。
ここがブレてしまうと、家づくりが上手くいきません。
理由として、土地だけを先に見て購入してしまうと、土地の価格と建築予算のバランスが崩れてしまい、理想の家が建てられない可能性が高いからです。
例えば、土地に予算をかけすぎてしまうと、建物予算が大幅に削られてしまいます。
そうすると、夢のマイホームは小さくなり、間取りも希望通りに行かなくなってしまいます。
なので、不動産屋へ行く前にどんどんモデルハウスや完成見学会へ足を運んで、
”どんな家に住みたいか”のイメージを膨らませてみてください。
このお悩み、実は多いんです。
なぜなら、難しく考えてしまうお客様が多いから。
ぜひ、簡単に考えてみてください。
外見で言えば好きな外観や内装インテリアや安心できる構造、いいなと思った間取りなど。
ライフスタイルで言うと”ママ友を招いてプチパーティや週末のBBQ”。
他には「籠れる書斎が欲しい!」などなど。
この部分の要望が反映されれば、完成して入居したときに快適な暮らしが待っていることでしょう。
「だけど、そんなことまだ考える余裕なんてない・・・」
そんなご心配はいりません!いろんなタイプのモデルハウスを見て回るうちに、あなた好みのお家が見つかるはずです!
いろんなタイプのモデルハウスを見て回ってみて、気になってくるのが建築予算。
土地探しをする際に相談するのはおそらく不動産屋か住宅会社だと思います。
予算感に差はありませんが、それぞれどのように相談に乗ってもらえるのか、下記にまとめました。
■不動産屋の場合
「どの地域に何坪の土地をお探しですか?予算は?学校区は?通勤先ルートは?」などを聞かれますが、どんな暮らし方をしたいかについては大抵聞いてくれません。つまり”必要な情報だけ引き出す”、ということですね。
■住宅会社の場合
住宅会社では、最初にお客様の予算や理想の暮らし方をお聞きし、
徐々に”土地+建物+その他諸々”のかかる費用のヒアリングをします。
中でも特に時間をかけるのはライフスタイルのヒアリング。
住宅会社では、”お客様がどんな暮らしをしたいのか?”を重視します。
■じゃあ、どっちがいいの?
お客様自身がどこに時間をかけたいかによって変わってきます。
あまり時間をかけたくない、スピーディーに進めたいという場合は不動産屋。
時間をかけてでも理想を追求したい場合は住宅会社。のように選んでみるといいでしょう。
お客様からヒアリングをした内容をもとに、担当の営業マンが情報収集をします。
情報が出揃ったら、直接お客様と共に現地を見て回ります。
このとき、それぞれの土地のメリット、デメリットなど説明をしてくれますし、なんでも質問してください。納得のいかないところがあるまま契約してしまうと、大変なことになり兼ねません。
条件に100%当てはまっていても、一箇所だけ見て決められるお客様はほとんどいらっしゃいません。
必ず何箇所か土地数カ所見て回り、比較した上で決められるので、ゆっくり決めていきましょう。
もしかしたら事前にヒアリングした内容と要望が変わってくるかもしれません。
でも、心配しないでください。
私たちは『早く成約したい』のではなく『お客様に理想の暮らしを追求してもらいたい』のです。
・まず始めにどのような家に住みたいか理想を決めること
・モデルハウスなどを巡り、さらに理想を膨らませる
・不動産屋さんか住宅会社にて予算の算定
・土地を何箇所か回り、比較検討する
このような手順で進めるのが1番だと、住宅営業歴20年の私は思います。
“家を買う”ということは、人生にそう何回もあることではありません。
その分、どのように進めたら正解なのかと一歩を踏み出せなかったり、
絶対に失敗はしたくないと不安な気持ちが大きくなると思います。
ですが、今回の手順を踏まえ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
きっとあなたにぴったりのマイホームが見つかるでしょう。
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